瀬戸内海ひうち灘のほぼ中央に浮かぶ、讃岐の國最西端の島伊吹島。伊吹島は、瀬戸内の文化、宗教、漁業、人々の生活にうちとける形で歴史を重ねてきた島です。
そして、讃岐うどんを支える"だし文化"「伊吹いりこ」を供給してきました。私たちは、次のふたつの使命のもと、伊吹島15網元が新たな挑戦をスタートさせました。
~培ってきた究極の技と集積された英知を、
後世に伝承する〜
~瀬戸内の豊かなめぐみを、
未来の世代へ持続して供給する~
毎年6月中旬から始まる伊吹島のいりこ漁。
伊吹島は漁場と加工場(イリバ)が近く、網元が漁獲から蒸煮乾燥まで一貫性生産しています。そのため、他に類をみない良質のいりこ(煮干し)を作り上げてきました。
イリバで茹であげられたばかりのカタクチイワシは「釜揚げいりこ」と呼ばれています。白口(しろくち)と言われる雑味のない上品な味が濃縮されています。
いりこ漁の時期には、できたての「釜揚げいりこ」が生産されますが、「釜揚げいりこ」は鮮度が落ちるのが早いため、これまで島外へ出回ることがありませんでした。
伊吹島の産業は漁業です。その年の漁獲高が島の生活に直結します。そのため伊吹島は瀬戸内地方でも珍しい、生活と信仰が密接に絡まった島なのです。ここでは伊吹島七浦七えびすをご紹介いたします。
伊吹島に思い入れの強い人
煮干しで出汁をとる人(伊吹いりこに限る)
ラーメンは 伊吹いりこラーメンが好きな人
瀬戸芸で伊吹島に行ったことがある人
伊吹島方角へ足を向けて寝ない人